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まずはこれだけ!webマーケティング用語一覧【初心者向け20選+】

webマーケティング用語必須20選

ウェブマーケティング初心者が初めに最低限知っておきたい最重要単語を20項目+αに厳選してまとめました。 新卒の方や転職者の方、webマーケティングに興味があるけど専門用語ばかりでよくわからない方、必見です。 最後まで読めば、webマーケティングへの理解も進みますよ! アルファベットの省略も怖くありません!

 

webマーケティング用語厳選20項目+のリスト

1.アクセス解析に関連する用語 1‐1.PV
1‐2.UU/セッション数
1-3.CVR/CTR
1-4.エンゲージメント率/直帰率
1-5.CPA/CPO/CPC/ROAS
1-6.ROAS/ROI
1-7.検索クエリ
1-8.リファラ
1-9.ヒートマップ
1-10.インサイト
1-11.Googleアナリティクス/Googleサーチコンソール
2.SEO対策に関連する用語 2-1.Googleクローラー/クローラビリティ
2-2.ディスクリプション
2-3.自然検索(₌オーガニック検索)
3.webマーケティングの業務に必須の用語 3-1.LP
3-2.ペルソナ
3-3.A/Bテスト
3-4.KGI/KPI
3-5.CMS
3-6.リスティング広告

 

1.アクセス解析に関連する用語

アクセス解析関連用語

アクセス解析とは、webサイトを訪れたユーザーの数や特徴およびweb上での行動などのデータを統計して分析することです。分析結果をもとにwebサイトを改良し、売り上げにつなげることが目的です。ここでは、アクセス解析を行う上で必要な用語をご紹介します。

 

1‐1.PV

PV(Page View)とは、webサイトでページが見られた回数です。webページごとに数えたり、webサイト全体で合計をとったりして使います。

 

1‐2.UU/セッション数

UU(Unique User)とは、webサイトを訪れた人数です。(正確には、デバイスの数です)例えば、一人のユーザーがwebサイトを10回閲覧した場合、PV数は10となりますが、UU数は1です。ただし同じ人でも、(スマホからパソコンなど)違うデバイスで閲覧したりすると、UU数は2に増えます。

 

似た用語でセッション数もあります。セッションとは、ユーザーからサーバーへ接続する通信の開始から終了までを指します。セッションは時間がたつと途切れるため、同じ人でもセッションが切れたあとに再度アクセスするとセッション数は2となります。

 

1-3.CVR/CTR

CVR(Conversion Rate)とは、[webサイト訪問者の人数(UU数)]のうち、[売り上げにつながった人数(CV数)]の割合のことです。コンバージョンレートやコンバージョン率とも呼ばれます。webマーケティングにおいてコンバージョンは重要な指標です。商品の購入だけでなく、サービスの申し込みや問い合わせもコンバージョンとすることもあります。

計算式は、CVR(%)=[CV]/[UU]×100です。(例)サイト訪問者100人のうち、10人が商品を購入した場合、コンバージョン率は、10%です。

 

CTRも同様の考えです。CTR(Click Through Rate)とは、ユーザーが[広告を見た回数(IMP)*]のうち、[広告をクリックした回数(CT)*²]の割合のことです。クリック率やクリックスルー率とも呼ばれます。

計算式は、CTR(%)=[CT]/[IMP]×100です。 *IMP(impression)とは、インプレッションと言い、広告表示回数のことです。 *²CT(Click Through)とは、表示された広告をユーザーがクリックした回数のことです。

 

1-4.エンゲージメント率/直帰率

エンゲージメント率とは、セッション数のうちの[エンゲージメントセッション(10秒以上の継続セッション、コンバージョンしたセッション、2回以上のページビューorスクリーンビューが発生したセッション)]の割合です。

 

直帰率とは、セッション数のうち、[ユーザーがwebサイトを開いてから10秒以内に離れ、何もイベントが起きなかった(他のページを見たり、広告をクリックしたりしなかった)]割合です。

 

直帰率はエンゲージメント率の逆数です。つまりエンゲージメント率+直帰率=セッション数(100%)です。この説明は、Google アナリティクス 4 プロパティのヘルプに基づいています。

 

参照:Googleアナリティクスヘルプ「エンゲージメント率と直帰率

https://support.google.com/analytics/answer/12195621?hl=ja&sjid=8298317348844755510-AP

 

1-5.CPA/CPO/CPC

CPA(Cost Per Acquisition)とは、コンバージョン1件当たりにかかった広告費用です。広告のコストパフォーマンスを表す指標の一つで、値が低いほうが広告の費用対効果が高いといえます。計算式は、CPA=広告費用/CV数です。

 

同様に、CPO(Cost Per Order)とは、注文1件当たりにかかった広告費用のことであり、CPC(Cost Per Click)とは、クリック1回当たりにかかった広告費用のことです。

 

1-6.ROAS/ROI

ROAS(Return On Advertising Spend)とは、広告費用に対する売上金額の割合です。計算式は、ROAS(%)=売上額/広告費×100です。(例)広告費100万円をかけた商品の売り上げが300万円だった場合。ROAS=300万円/100万円×100=300%となります。

 

一方でROI(Return On Investment)とは、広告費用に対する利益の割合のことです。ROASとは違い、売上額から(原価や広告費などの)経費を引いたあとに残った利益額を使って、広告に対する利益率をだします。ROI(%)=利益/広告費×100です。(例)広告費100万円をかけた商品の売り上げが300万円だった。その時の商品の原価は50万円だった。ROI=(300万円-50万円-100万円)/100万円×100=150%となります。

 

1-7.検索クエリ

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンを使うときに検索窓に入力する言葉のことです。検索キーワードと似ていますが異なります。検索キーワードはマーケティングを行う際に担当者が設定する言葉を指します。マーケティング担当者が設定した検索キーワードとユーザーが入力する検索クエリは一致しないことがあります。

 

1-8.リファラ

リファラーとは、webサイトを訪れたユーザーの参照元ページのことです。つまり、サイトに来た時のリンク元のページのことで、ユーザーがwebサイトを訪れる直前に見たwebページがリファラーです。

 

1-9.ヒートマップ

ヒートマップとは、webサイト内でのユーザーの行動データを画面上に色の濃淡で表示したものです。数字で示すより視覚的にわかりやすくなり、ユーザーの操作性の向上等につなげることができます。ヒートマップツールを使って作成します。ヒートマップツールでメジャーなものは、「ミエルカ」「User Heat」「Ptengine」です。下の図はイメージです。実際のものとは異なります。

ヒートマップイメージ

 

1-10.インサイト

インサイトとは、消費者の潜在ニーズのことです。消費者自身も気づいていないような、購買意欲につながる隠れた心理です。

 

1-11.Googleアナリティクス/Googleサーチコンソール

Googleアナリティクスとは、Googleが提供している無料のアクセス解析ツールのことです。Webサイトを訪れたユーザーのデータを収集して、潜在ニーズを分析できます。

参照:Googleアナリティクス

https://developers.google.com/analytics?hl=ja

参照:次世代のアナリティクス、Google アナリティクス 4 のご紹介

https://support.google.com/analytics/answer/10089681?hl=ja

 

一方で、Googleサーチコンソールとは、同じくGoogleが提供している無料のSEO対策ツールのことです。Webサイトの構造に問題がないかどうかを調べられたり、Googleクローラーにサイトを登録してもらったりすることができます。サチコと呼ばれることもあります。

参照:Google Search Console

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

 

2.SEO対策に関連する用語

SEO対策関連用語


SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことで、Google検索の結果でwebサイトを上位表示させるための方法のことです。より多くのユーザーにwebサイトを訪問してもらい、売上(またはコンバージョン)につなげるために行います。 検索結果に表示されるwebサイトの並び順はGoogleのロボットが独自のアルゴリズムにのっとって決めています。

参照:結果を自動的に生成する仕組み

https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/how-search-works/ranking-results/

 

Googleのロボットがwebサイトの内容を正しく評価できるようにサイトを作成する作業や、上位表示の決まりに合わせてサイトの構成を調整する作業がSEO対策となります。

 

類義語にMEOがあります。MEO対策とは「マップエンジン最適化」のことです。検索する際に、地域名を入れて(例えば「新宿 ラーメン」など)の検索をしてGoogleマップの情報を見ることがあるかと思います。(=ローカル検索)MEOは、ローカル検索結果でビジネスプロフィール(=店舗や会社の情報)を上位表示させるための施策です。ローカルSEOと呼ばれることもあります。

 

2-1.Googleクローラー/クローラビリティ

Googleクローラーとは、公開されているwebサイトを巡回してその内容を検索エンジンのデータベースに登録する作業(₌クローリング)を行うロボットのことです。別名Googlebotと言います。

また、クローラビリティの向上とは、クローラーがクロールしやすくするようにサイトを構成することです。

参照:Google 検索における情報の整理方法

https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/how-search-works/organizing-information/

 

2-2.ディスクリプション

ディスクリプションとは、サイト内容の要約や概要を紹介する文のことです。検索結果の表示画面ではサイト名の下に表示されます。ディスクリプションの内容はサイト作成者が設定しますが、検索エンジンがサイトの文章から独自に抜粋することもあります。

 

2-3.自然検索(₌オーガニック検索)

自然検索(₌オーガニック検索)とは、検索結果画面で、(広告サイトを除いた)検索内容に純粋に対応しているサイトの一覧部分のことです。GoogleYahoo!、Bingの検索結果では、上部や下部に広告サイトが自然検索結果と同じ形式で表示されていることが多いため、それと区別して使われます。

自然検索

 

3.webマーケティングの業務に必須の用語

webマーケティングの業務に必須の用語


最後にwebマーケティングの会議やクライアントとの打合せで頻出する基本用語を紹介します。

 

3-1.LP

LPとは、ランディングページ(Landing Page)の略称です。webサイトの中で、ユーザーが検索結果やリンクなどから最初にアクセスする(着地する)ページのことです。

マーケティングでは特に、広告やSNS、メルマガのリンクから到達するページのことを指し、具体的な商品(サービス)の紹介や注文(申し込み)をするページです。

LPがTOPページになってしまうと、到達したユーザーが目当ての商品をサイト内で再度探すこととなり不便です。LPを適切に作成し、ユーザーが使いやすい設定にしておくことが大切です。

 

3-2.ペルソナ

ペルソナとは、マーケティングにおける仮想のユーザー像です。心理学用語が語源です。商品やサービスを購入する人物像を年齢や職業などで絞り込み、その顧客ニーズに最適化して売り込む手法をペルソナマーケティングといいます。ターゲットという用語が実在する集団を表すのに対して、ペルソナは架空の個人像を表します。

 

3-3.A/Bテスト

A/Bテストとは、webサイトやバナー広告などを制作・改善する際の検証方法の一つです。AとBの2パターンを制作してデータを取り、より効果の高いほうを採用します。同時期に同条件で2つのパターンを作ることで、その他の外的要因(時期的な影響等)を排除して比較検討ができます。目的によっては、3つ以上のパターンを作る場合もあります(=多変量テスト)。

 

3-4.KGI/KPI

KGI(Key Goal Indicator)とは、重要目標達成指標のことです。マーケティングにおける最終目標を数値で設定します。具体的には、売上高や、成約数などが当てはまります。

 

一方、KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標のことです。KGIを達成するために必要なことを細かく設定します。具体的には、CVR(コンバージョン率)、PV数(ページビュー数)などが当てはまります。

 

3-5.CMS

CMS(Contents Management System)とは、webサイト構築に必要なコンテンツ(レイアウト情報やデザイン、画像)などを管理するソフトウェアのことです。HTML/CSSなどの知識がなくても管理画面からwebサイトの作成・変更ができます。代表例がWordPressワードプレス)、Drupal(ドルーパル)、Joomla!(ジョームラ)です。

 

3-6.リスティング広告

リスティング広告とは、検索結果やwebサイトに載せる広告のことです。「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」とにわかれます。狭義では検索連動型広告のことだけを指して言う場合もあります。

 

検索連動型広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果に表示されるテキスト型の広告のことです。

 

ディスプレイ広告とは、webサイトやアプリの広告枠に表示するもので、テキスト型よりもバナー広告(画像や動画など)が中心です。

 

まとめ

最初に覚えておきたいwebマーケティング用語厳選20項目+αでした。 この記事のwebマーケティング用語および説明を読むだけでも、webマーケティングの仕事内容への理解が進んだかと思います。 一度に暗記できなくても、頭の片隅にあると仕事が覚えやすいですよ。 また、今回はなんとか20項目に絞ってご紹介しましたが、webマーケティングで使う言葉はまだまだたくさんあります!繰り返し使いながら覚えていきましょう。